糖尿病情報

糖尿病トピックス 2016/02/12 「メトホルミン」の寿命を延ばすアンチエイジング効果

糖尿病の治療薬として広く利用されている「メトホルミン」に、アンチエイジング(坑加齢)の効果がある---- メトホルミンを使い高齢者の寿命を延ばそうという臨床試験が、世界ではじめて米国で今年から行われることになった。

米国立老化研究所の研究では、メトホルミンを投与したマウスはそうでないマウスに比べ、寿命が5%延びることが明らかになっている。メトホルミンを投与したマウスは摂取カロリーが減り、コレステロール値が下がり、腎臓病やがんの発症が減っていた。

メトホルミンは安価で効果的な薬

メトホルミンは1950(昭和35年)代から糖尿病の治療に使われており、60年以上の使用実績のある薬で、米国では米食品医薬品局(FDA)が1990年代に許可し、現在では糖尿病治療の第一選択薬となっている。

メトホルミンは日本では発売当初は糖尿病治療薬として効きが悪く乳酸アシドーシスを起こすと悪評が高く使われなくなった。1970年ごろから英国で行われた大規模研究「UKPDS」では、メトホルミンは他の治療薬と比べ、2型糖尿病患者の動脈硬化を抑制し、心血管疾患の発症リスクを減少させることが確かめられた。

それ以来世界で使われだしてから日本でも再び使用されだした。今回はインスリン抵抗性の患者が多くなったためかよく効くようになり広く使われている。1錠250mgの薬価は10円20銭、ジェネリックは9円20銭と価格も安いので、糖尿病患者の経済的負担を少なくするメリットもある。

膵臓のβ細胞を皮膚から生成、インスリン分泌を確認

ヒトの皮膚細胞から、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞の機能を完全に再現した細胞をつくりだすのに、米国の研究チームが成功した。

生成した細胞を糖尿病のマウスに移植する実験も行い、インスリンを分泌し血糖値が改善することも確認した。

今回の研究は、iPS細胞の研究で有名な京都大学の山中伸弥教授が上席研究員を務めることで知られるグラッドストーン研究所とカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究チームによるもの。皮膚の細胞サンプルは簡単に採取できる。その皮膚細胞からβ細胞を生成するのに成功したのは驚くべきこと。患者自身の細胞から再生したβ細胞は、移植しても拒絶反応を引き起こしません。実際に臨床に応用するまでにはまだ多くの研究が必要ですがインスリン分泌のなくなった糖尿病患者には明るい未来が開けたようだ。

糖尿病専門医
医学博士    湯 原 淳 良 医師

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