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糖尿病情報

糖尿病質問室 2014/10/28 血糖以外に採血されるので理由をお尋ねすると肝臓が悪いからだといわれました。私は昔は大酒飲みでしたが今は焼酎を100mlぐらいしか飲んでいません。(65歳の男性)

よく見られる肝臓病の種類
肝臓の病気は原因がいろいろあります。ざっと数え上げると次のようになります。
  • 急性肝炎:ウィルス性(A、B、C、その他ウィルス性肝炎)、薬剤性、中毒性
  • 慢性肝炎:ウィルス性(B、C、その他ウィルス性肝炎)、アルコール性
  • 脂肪肝:非アルコール性(NAFLD、NASH)、アルコール性肝硬変
  • 肝臓癌(肝細胞癌、転移性肝癌)
急性肝炎
食欲不振があり発見されることが多いのですが、薬剤性の場合は診断が難しい事がありますが薬を止めればすぐ回復します。ウィルス性の場合は血液検査で診断がつきます。診断がついても治療は簡単ではありません。予後は良く95%は回復しますが運が悪いと劇症肝炎で死亡することがあります。この場合は入院したほうが無難です。

慢性肝炎
代表的なものはC型肝炎、B型肝炎でしょう。治りにくく、高率で肝硬変に移行しやがて細胞癌になり、その間苦労することが多い病気です。ウィルスを除去することが最も重要ですがなかなか難しかったのですが最近はウィルス除去に成功した人が増えてきました。
B型慢性肝炎は急性から10%の人が移行しますが、ウィルス量(HBV・DNA)を調べて通常ウィルスの増殖を抑える核酸アナログ(エンテカビル、アデホビル、ラミブジン)を使用します。これが使えない場合は免疫力を強めてウィルスを排除するインターフェロンを使用します。
C型慢性肝炎では急性から70%の人が慢性になります。治療方法はウィルスの遺伝子から型と種類・耐性ウィルスかどうか、本人の遺伝子から体質を調べてから決めます。ウィルスの型と種類では2a、2b、1b(ウィルス量が5未満)の場合治りやすいことがわかっています。これらに相当する人はC型肝炎の40%になります。これら治りやすい人にはペグインターフェロン注射とリバビリン内服を使用します。
のこり60%の人は1bの人ではウィルス直接阻害薬を加えて3剤併用療法が行われます。ウィルス直接阻害薬は副作用が強く困っていましたが新しくシメプリルができて治療効果に期待されています。

アルコール性肝炎
かつて沢山飲んでいた人はのむ量を少なくしても肝機能は下がりません。1~2か月きっぱり止めると下がります。ほっておくと将来肝硬変→肝臓癌へと突き進んでいきますので肝機能が正常化したのを見届けてから少しずつ飲むことをお勧めします。

脂肪肝
よく肝臓の周りに脂肪がまぶりついてると誤解している人がありますがそうではありません。肝臓の細胞が脂肪をたくわえ込んで膨れ上がっている状態です。この細胞では核は隅に押しやられて働けなくなり死亡します。そのような死んだ細胞がどんどんふえるものですからその跡に繊維が増殖して肝臓は硬くなり肝硬変になり肝癌になります。肥満が何十年も続いていますと必ずこうなります。現在日本ではこのタイプに肝硬変や肝癌が増えています。70歳ぐらいになると肥満者もやせてきます。しかしこの時期には肝硬変や肝癌に悩まされるというわけです。昔肥満だったという肝硬変はこのタイプです。

肝臓病の治療
GOT(AST)、GPT(ALT)、γ-ガンマGTPは肝臓病の検査の代表的なものです。この数字が高いと甘草から抽出したグリチルリチン薬を使用しますが対症療法です。そのほかに肝臓癌の検査でAFP、PIVKA IIがあります。これらを見ながら治療をしますが今まで述べてきた原因治療が一番大切です。一番大切なことはアルコールを止めることです。

回答者  糖尿病専門医
医学博士   湯 原 淳 良 医師

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