糖尿病情報

糖尿病質問室 2012/10/12 糖尿病の新薬がでているそうですが、誰にでもよく効くお薬なのでしょうか。(40歳女性)

インクレチン関連薬とは 
食後に十二指腸や小腸から分泌される「インクレチン」は、血糖値が高いときにだけ膵臓に働きかけてインスリン分泌を促します。同時に、インスリンと反対に血糖値を上げるホルモン「グルカゴン」の分泌を抑制します。 

この薬には経口薬と注射薬があります。
経口薬はDPP-4阻害薬といいます。インクレチンを分解する酵素DPP-4の働きを阻害することで、自然に分泌されるインクレチンのうちGLP-1の作用を助ける薬です。単独で服用する限り低血糖はまず起こりません。
注射薬はアメリカ毒トカゲの唾液の分泌物から血糖降下作用を持つホルモンを発見した(エキセンジン‐4と呼ぶ)のが契機で、自然に分泌されるGLP-1と同じものを遺伝子組み換えで人工的に作ったものです。ヒトGLP-1アナログといい、自然のものの数百倍のものを注射するものです。GLP-1受容体作動薬ともいいます。

インクレチンとは
インクレチンの歴史は1906年に十二指腸粘膜抽出物が糖尿病症状を改善することが報告されてから始まりました。1990年代後半にインクレチンにGIPとGLP-1のあることがが確認されました。インクレチンは糖尿病のヒトにもインスリン分泌促進作用があることがわかり、高血糖のときにだけ作用して低血糖を起こさないことがわかるや薬として作る事が始まりました。

GIP・GLP-1とは
GIPは小腸上部K細胞からGLP-1は小腸下部L細胞から分泌されます。どちらも分泌されると数分でDPP-4という酵素で数分で分解されます。GIPは2型糖尿病に投与してもインスリン分泌は起こりませんがGLP-1は正常人でも糖尿病者でもインスリン分泌を起こします。

インクレチンの効果

実際に用いられるのはGLP-1のほうですのでこ方の効果を考えて見ましょう。

? 膵臓のβ細胞からのインスリン分泌作用を促進する

? 膵臓α細胞からのグルカゴン分泌作用を抑える

? 膵臓のβ細胞を保護する、細胞が壊れるのを防ぎ、細胞が増える可能性がある

? 胃からの排泄を遅らせる

? 腦に働いて食欲を抑制する

? 血管内皮機能の改善、アディポネクチンを増やす作用などで心血管保護作用があり糖尿病合併症の予防治療の貢献することが期待される

インクレチン関連薬の使い方
注射薬はビクトーザは毎日朝夕2回皮下注射、バイエッタ毎日1回皮下注射を行います。 
経口薬にはジャヌビア・グラクティブ、エクア、ネシーナ、トラゼンタ、テネリア(9月発売予定)があります。
どれを選ぶかははっきりした基準はまだありません。しばらく使ってきみて効果が薄ければ別の薬に替えてみます。
現在は併用できる糖尿病の薬に制限がありますのでその点不自由があります。

副作用
単独の使用では低血糖は起こりませんが、SU薬、グリニド、インスリンと併用した場合低血糖を起こす場合があります。
胃や腸に作用しますので便秘、腸の手術をした場合などは使わないほうだ良いでしょう。 

回答者  糖尿病専門医
医学博士   湯 原 淳 良 医師

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