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糖尿病質問室 2012/10/12 テレビで健康食品の宣伝が著しく、繰り返し宣伝し有名人が出演し洗脳されそうです。どこまで信用してよいものでしょうか。(60歳の女性)

健康食品とは
健康食品は健康の保持増進に役立つものであると機能が宣伝され販売・利用されるが、学術的な認識とは独立して社会的な認識においては他の食品と区別される一群の食品の呼称である。

2003年から2004年にかけて13回行なわれた行政による「健康食品に係る制度のあり方に関する検討会」においての定義は「広く、健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般」とされている。

健康食品の一部は行政による機能の認定を受け保健機能食品と呼ばれる。また業界団体である日本健康食品・栄養食品協会は(旧)厚生省の指導により規格基準を設定し、1986年より「健康補助食品」の認定マーク(JHFAマーク)を発行している。

「日本の法律)では、口に入る物は「食品」か「」のどちらかであり、「健康食品」というカテゴリーは存在しない。健康食品は法律上、「食品」として扱われる。

特定保健用食品(トクホ)
1991年に保健機能食品制度が定められ、国の定めた規格や基準を満たす食品については保健機能を表示することができるようになった。保健機能食品には、科学的根拠を提出し表示の許可を得た特定保健用食品トクホ)と、特定の栄養素を含み基準を満たしていれば表示が可能となる栄養機能食品がある。「健康食品に係る制度のあり方に関する検討会」では、健康食品から保健機能食品を除いたものを、「いわゆる健康食品」と表現している 。

健康食品の形
一般的に、通常の飲食物の形態をとるほか、粉末や錠剤やカプセルなど医薬品と似た形態のものも多い。ビタミンなどの栄養素動植物の抽出物を補給するものは「サプリメント」とも呼ばれる。

錠剤やカプセルなど医薬品類似形態のものは1971より販売が禁止されていたが、2001、「医薬品の範囲に関する基準の改正について」で基準が緩和され、食品であることを明記すれば販売が容認される事になった。

食品の区分
食品として販売できるよう基準が緩和されてきた。

19919月、栄養改善法に基づいた特定保健用食品の制度がはじまる。
1996年、市場開放問題苦情処理体制(OTO)により、国内でサプリメント販売が可能となる。
1997年、「ビタミンの取扱いについて」により、13種類のビタミンが食品として販売可能となる。
1998年、「いわゆるハーブ類の取扱いについて」(平成10331日医薬安全局長通知)により、168種類のハーブ類が食品としての販売が可能となる。この時点ではアメリカに倣い、こうしたハーブは食品であり、医薬品としては取り扱わないこととされた
1999年、「ミネラル類の取扱いについて」により、12種類のミネラルが食品として販売可能になる。
2000年、OTOによって海外で栄養補助食品として流通しているものが医薬品として規制されることなく食品として販売できるよう決定される。
2001年、「医薬品の範囲に関する基準の改正について」、アミノ酸23種類が食品として販売できると記載される。
2003年から2004年にかけて13回行なわれた行政による「健康食品に係る制度のあり方に関する検討会」においての定義は「広く、健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般」とされている。

2003年、OTOによって「成分本質(原材料)が専ら医薬品」とされているものについて、積極的に食薬区分の見直しを行うことが決定される。
「医薬品的効能効果を標榜しない限り食品と認められる成分本質」のリストに載っている1000ほどの成分は、効能効果を表示すれば医薬品、表示しない場合は食品として販売される。

 

健康食品の効能
食品の機能や用法に関するデータベースが活用されるべきであるとされ、厚生労働科学研究費補助金によって国立健康・栄養研究所が健康食品に関するデータベースを公開している。健康食品に関するデータベースを作り国民に広く普及させるという意見に基づいて、消費者の立場に立った科学的な根拠のある情報の公開がなされている。

健康食品には、エビデンス(科学的根拠)のないもの、エビデンスが不十分なものも存在し、また逆にエビデンスがあっても保健機能食品でなければ、表示すれば薬事法違反となるため表示できない。このため、効能を連想させるような曖昧な表現にならざるを得ない。チラシや刊行物でも効能効果の表示が許されていない。

健康食品において謳われる効能などは、行政による公的な検証(確認)を経ていない。
国立健康・栄養研究所のデーターベイスから主だった食品の効能を見てみよう。

コエンザイムQ10
「心不全の治療には更に多くの科学的根拠が蓄積するまで推奨できない」「慢性安定狭心症の治療には有益および有効ではない」と位置づけています。
他の症状や疾病に対する有効性についても、いずれも報告数が少なく試験の規模も小さいことから、コエンザイムQ10の効果についての結論を得るには今後さらに多くのデータの蓄積が待たれます。また、俗に謳われている肥満解消や美容に関する無作為化比較試験は見つかりませんでした。

グルコサミン
関節の痛みを改善する」などといわれ、ヒトでの有効性については、硫酸グルコサミンの摂取が骨関節炎におそらく有効と思われている。ただし、重篤で慢性的な骨関節炎の痛みの緩和に対しては、その効果がないことが示唆されている。安全性については、硫酸グルコサミンは適切に摂取すればおそらく安全と思われており、塩酸グルコサミンは短期間、適切に摂取する場合は安全性が示唆されている。グルコサミン摂取による血糖値、血圧、血中コレステロール値の上昇などが懸念されているので、糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧のリスクのある人は注意して利用する必要がある。

ヒアルロン酸
俗に「関節痛を和らげる」「美肌効果がある」といわれているが、経口摂取によるヒトでの有効性については信頼できるデータは見当たらない。ただし、外用で口腔粘膜の炎症の治療に、眼内注射で白内障治療の補助剤として、関節内投与で骨関節炎の治療に有効性が示唆されている。

ブルーベリー
ブルーベリーは、俗に「血管を丈夫にする」などといわれているが、ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータが見当たらない。妊娠中・授乳中の安全性については十分な情報がないため、食事以外での過剰摂取は避けたほうがよい。

プロポリス
俗に「抗菌作用がある」、「炎症を抑える」などといわれ、一部でヒトでの有効性が示唆されているが、参考となる十分なデータは見当たらない。安全性については、ハチやハチの生産物にアレルギーのある人(特に喘息患者)は使用禁忌であり

ポリフェノール
光合成によってできる植物の色素や苦味の成分。香料や色素として古くから食品、化粧品に使われていたが、1992フランスセルジュ・レヌーが、「フランス、ベルギースイスに住む人々は、他の西欧諸国の人々よりも動物性脂肪を大量に摂取しているにもかかわらず、心臓病死亡率が低い」彼らが日常的に飲んでいる赤ワインに着目、赤ワインに豊富に含まれる「ポリフェノール」を摂取すると、動脈硬化脳梗塞を防ぐ抗酸化作用ホルモン促進作用が向上すると発表した。

学者の中には、フランスで心筋梗塞が少ないのはワインのポリフェノール効果ではなく、「ワインの飲みすぎで肝疾患で死ぬ人が多いから、相対的に心疾患で死ぬ人が少ないだけだ」という意見もあったが、その理論は世界保健機関(WHO)などによって「フレンチパラドックス」と呼ばれ、1990年代初頭、世界的に広まった。なお、日本人が最も多くポリフェノールを摂取している飲料はコーヒー。同量のコーヒーと赤ワインに含まれるポリフェノールの量は拮抗しており、近年ではアルコールを含まないポリフェノール飲料としてのコーヒーへの注目度が上がってきている。

健康食品との付き合い方
通院や入院をしていたり薬(市販薬を含む)を服用している場合、摂取による持病の悪化や医薬品との相互作用が問題となる場合があるので主治医及び薬剤師に相談して服用すべきでしょう。

回答者  糖尿病専門医
医学博士   湯 原 淳 良 医師

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