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糖尿病質問室 2012/10/12 骨粗鬆症は骨折の危険があり骨折を期に人生が狂ってしまいかねない。これなら大丈夫という対策を教えてください。(70歳の女性)

骨の仕組み
骨は「体を支える」以外に、「造血の場所」、「カルシウムの貯蔵と放出」という重要な役割を果たしています。そして、骨は強度や質を高めるため、「壊されて、作られる」サイクルを3ヶ月かけて行っています。その内容は、?破骨細胞による骨吸収(骨にある「破骨細胞」が、たんぱく質を分解する酸や酵素を出し、骨を壊す)→?骨芽細胞による骨形成(壊された箇所に「骨芽細胞」がカルシウムを沈着させ、骨形成が行われる)→?新しい骨になるというサイクルになっています。こうすることで骨は新しく形成され、質の良い状態を維持し続けることができるのです。

カルシウムの調節
血液中のカルシウムは、神経や心臓、筋肉を正常に働かせるため、常に100ccあたり9〜10mgを保っています。このバランスが崩れてしまうと痙攣や不整脈などを起こす危険性があるため、カルシウムの調節は非常に大切になってきます。

骨粗しょう症とは
骨粗しょう症は、骨の中の「柱」や「壁」が細く、または薄くなって弱くなり、骨折しやすくなっている状態をいいます。骨が弱くなる病気は幾つもありますが、その中で最も多いのが骨粗しょう症です。 骨量の最高を100%(20歳でピークに達し、40代半ばまでそれを維持する)として、骨量が70%未満になった人を骨粗しょう症と考えます。加齢と共に骨はスカスカになり、70歳になると約半分の人が70%未満の骨量になってしまいます。しかし、お年寄りや閉経を向かえた女性に多く見られる病気です。

女性に多い骨粗しょう症
女性の場合は、閉経を迎える50歳前後から女性ホルモンの分泌が急激に減少するため、閉経を境に骨量が年間2%位少なくなってしまいます。これは、骨吸収を防ぐ役割をしていた女性ホルモンが減少することによって、骨吸収が進んでしまうためです。逆に、男性はもともと女性ホルモンがないため、女性よりも骨の減り方は少なく、骨折なども女性より少ないという調査結果が出ています。

骨粗しょう症の原因
骨粗しょう症はビタミンDやカルシウムの不足によっても起こります。その他、体質や遺伝などによる原因も考えられ、遺伝子の研究なども進められています。 
人間は最も多くの骨量を20歳までに得て、その骨量を40代半ばまで維持して生活しています。20歳のピーク時にどれだけ高い骨量があったかは重要で、元が少ない場合、同じ骨量の減り方をしていても、骨粗しょう症になる危険性が高くなってしまいます。そのため、小・中・高校生の頃から骨の健康について考えておくことが大切です。

骨粗しょう症の診断
骨粗しょう症の診断は骨量測定、圧迫骨折骨があるかどうか、痛みがある場合は骨粗しょう症が関係しているかなど、胸椎と腰椎のレントゲン検査をします。骨が壊されたり作られる状態を血液や尿の検査(骨代謝マーカー)で調べます。エックス線や骨代謝マーカーでは、骨粗しょう症以外の病気が潜んでいないかどうかなども診断します。
問診では症状・これまでの痛みの出方・どのような治療を受けてきたか・家族に骨粗しょう症で骨折した人がいるか・どのような薬を使用しているか・副腎皮質ホルモンのステロイドを使用しているかなどを聞いていきます。
骨量検査には、手のレントゲン写真、かかとや手の超音波、背骨のレントゲンなどがあります。 
全身の骨量をより正確に測る方法に「DXA法(デキサ法)」というのがあります。

骨粗しょう症の治療
?「骨吸収」を抑える「骨吸収抑制剤」を使用します。
エストロゲン製剤、HRT
エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、エビスタ
ビスフォスフォネート製剤、ダイドロネル、ベネット・アクトネル、 ボナロン・フォサマック
カルシトニン製剤 エルシトニン・ボセピン注射
?腸からのカルシウムの吸収を促す薬
活性型ビタミンD アルファロール・ワンアルファ、ロカルトロール、エディロール
?「骨形成」を活発にする「骨形成促進剤
ビタミンK製剤 グラケー
副甲状腺ホルモンの自己注射 フォルテオ
活性型ビタミンD エディロール

骨粗しょう症の予防
栄養不足 カルシウムやビタミンDをはじめとする種々の栄養不足は骨量を低下させる。
●塩分過多 カルシウムをしっかり摂ったつもりでも、塩分と一緒に尿中に捨てられる。
●運動不足 骨量ばかりでなく、筋力も低下して骨折しやすくなる。
●多量の飲酒 間接的作用として栄養不足を招いたり、肝臓におけるビタミンDの代謝障害を起こし、骨量減少を招く。
●多量のコーヒー カフェインが尿からのカルシウム排泄を増加させ、骨量を低下させるといわれるが、カルシウム摂取が十分であれば問題ない。1日3〜4杯以上は要注意。
●喫煙 女性ホルモン低下、カルシウム排泄増加を招き、骨量に影響を及ぼす。
●日照不足 ビタミンDの不足を引き起こす。
●やせすぎ 栄養不足となり筋肉量が少ないので骨折しやすい。

回答者  糖尿病専門医
医学博士   湯 原 淳 良 医師

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