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糖尿病質問室 2020/07/20 ふと動悸がすることがあります。仕事をした後とか、夜寝ているときにあります。心臓麻痺になりはしないかが心配です。(70歳の男性)

ふと動悸がすることがあります。仕事をした後とか、夜寝ているときにあります。心臓麻痺になりはしないかが心配です。(70歳の男性)


不整脈の種類


「不整脈」は、心臓のリズムの乱れを意味します。不整脈は気持ちの悪いものです。医師や看護師でも自分が整脈に見舞われると驚いてしまいます。しかし不整脈は普通は狭心症と違い命に関わる事はありません。驚かないでなるべく早く診察を受けて心電図をとってもらいましょう。正常なものでは洞性不整脈と言ってリズムが少しおかしいものがあります。そのほか病的として取り扱われるものは表のようになりますが上室性期外収縮、心室性期外収縮、心房細動、がよくある不整脈です。特殊なものとしては心筋梗塞発症時に起こる心室細動があります。


期外収縮


最もよく現れる不整脈で刺激が起こる場所が心室にあるものは心室性、心房にあるものは上室性と呼びます。脈拍100に対して1つしかでないものもあれば50も出ることもあります。時々あるのは2段脈とかあ3段脈のことがあります。


自覚症状があれば薬で調節しますが自覚がなければ放置します 。


脈が早い、遅い場合


普通脈拍は70ぐらいですがそれより早い場合は遅い場合があります。発作的に早い場合は次に述べる心房細動のことがあり注意が必要です。遅い場合40を切るときは失神発作を起こすことがあります。この場合はペースメーカーを挿入することになります。遅くなる原因としては房室ブロックと言って心房から刺激が心室に伝わるのが極端に遅くなる場合です。


心房細動


不整脈で一番困るのがこれです。発作的なものは自分でもおかしいと思いますが、持続的なものは自分でも気づきません。診察時に見つかることがよくあります。初めは発作的であったものがいつのまにか持続的になってしまうこともあります。この病気を放置すると高年齢になるほど脳梗塞を発症します。従って抗凝固薬を常時飲まなくてはいけません。ワーファリンとか高価な新しい抗凝固薬を選びます。


心房細動地震は薬で止めることはできないので頻脈の時は薬でリズムを調節します。


根本的に治すためにはアブレーションという技術を使います。現在は技術が向上してほとんどの人はこれで心房細動がなくなっています。人によっては AEDに用いる電気ショックで治ることもあります。


心筋梗塞時の心房細動


マラソン中に起こって救助されたという話をよく聞きますが、今はどこにでも置いてある AEDを使います。

回答者  糖尿病専門医
医学博士   湯 原 淳 良 医師