糖尿病情報

糖尿病トピックス 2017/07/25 「フレイル」と「サルコペニア」に運動と食事で対策

サルコペニアを早期発見する方法

高齢者の腕や脚の筋肉量、握力、歩行速度を測るのは容易ではなく、予備軍を早期発見するのは難しい。そこで東京大学高齢社会総合研究所機構の飯島勝矢氏らが考案したのが、「指輪っかテスト」という自己評価法。

「指輪っかテスト」の方法は、両手の親指と人さし指で輪っかをつくり、ふるろはぎの最も太い部分を囲み、指のあまり具合をみるだけ。「(1)囲めない」「(2)ちょうど囲める」「(3)隙間ができる」と評価し、(3)の場合は筋肉量が少なくなっており、サルコペニアの疑いがある。

フレイルは介護予備軍

高齢者の身体機能や認知機能が低下して虚弱となった状態を「フレイル」と呼び、要介護予備軍として注目されている。

「フレイル」とは、健常な状態と要介護状態の中間の状態として、日本老年医学会が2014年に提唱した。多くの高齢者は健常なな状態から、筋力が衰える「サルコペニア」という状態を経て認知機能が低下して、生活機能が全般に衰える「フレイル」状態となり、要介護状態に至る。

フレイルを早期に発見し、食事や運動など適切な対応で再び元気を取り戻し、健康寿命を延ばすことが重要。

フレイルの要因は3つある

「身体要素」「精神要素」「社会要素」、フレイルを構成しているのは、動作が遅くなったり転倒しやすくなったりするなど「身体的要素」、認知機能の障害やうつ病などの精神や心理的な問題を含む「精神的要素」、そして一人住まいや経済的な困窮などの「社会的要素」。

約1,800人の高齢者を対象に食事調査を行ったところ、3度の食事を1人でとる「孤食」の人は、1日1回でも誰かと食事をする人と比べ、低栄養になったり歩行速度が遅くなったりする割合も高いことが判明した。

社会との関わりが薄れると、日々の活動量や、健康状態への意欲が低下してしまう。社会活動の低下は、体の衰弱の始まりの目安になるという。「閉じこもらない」ことが、フレイルの予防法になる。

サルコペニアによって、筋肉量が一定以下まで低下すると、日常生活の動作が制限されるようになり、寝たきりや転倒骨折などを起こすリスクが高まる。

サルコペニア肥満

サルコペニア(筋肉の減少)と、肥満(体脂肪の増加)が重なっておきる「サルコペニア肥満」が問題になっている。

サルコペニア肥満は年齢が上がるほど増えるが、早い人は40歳代で発症するという。65歳以上の高齢者では、サルコペニア肥満になると仰うつをきたす。

フレイルの対策

高齢者になるにつれ若い時よりも意欲が低下し、社会と接するのがおっくうになり、ときにはうつ傾向に陥り、家に閉じこもって誰とも話をせずに暮らす高齢者も少なくない。

そうした人は、介護予防教室だけでなく、老人会や趣味の会、働く場やボランティア活動など、さまざまな場に意欲的に参加することが重要なフレイル対策になる。フレイルを防ぎ健康を回復するには運動と食事が大切。

筋力の低下を防ぐためには有酸素運動が必要でウォーキングがもっともよい。1日5,000~6,000歩を続ける。

レジスタンス運動(筋トレ)にも筋肉増加の効果がある。ジムなどでトレーナーの指導のもと筋トレを中心とした運動を行う、家庭でもセラバンドというゴムのバンドを用いて、安全に運動を行える。

栄養状態が低下する前の食事面での改良が重要。食事では、筋肉のものとなるタンパク質の摂取がポイントとなる。必要量を摂っていない低栄養の高齢者が少なくない。フレイルの予防を考えると、腎臓が良ければ体重1kg当たり1gのタンパク質を毎日食事からとることが望ましい。肉や魚、大豆、牛乳などたタンパク質を多く含む。当院では魚ばかりではなく牛肉を1日50gとることを勧めている。

糖尿病専門医
医学博士    湯 原 淳 良 医師

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